K's street 投資と香港と子育て

香港駐在から日本に帰任した4児のダディ。無理せずにやっていきます。

子供は負債か? 四人の子供の父親が語ります。

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こんばんは。

最近、ツィッター上で「子供=負債」なる件が話題となっています。(ちょっと乗り遅れた感ありw)自分の置かれている状況、将来設計などによって、捕らえ方が大幅に変わってくると思いますが、『愛』のキーワードで解決、というよりも腑に落ちます。

とはいうものの客観的に捉えておくことも必要でしょう。特に働くご家庭にとっては子供の将来もさることながら、自身とパートナーの行く末が気になるところです。

4人の子供の父親として、何を思って何を感じているのか、聞いてください。

1. なぜ「子供=負債」という考えが生じるのか?

やはり、子供を育てるのには、それなりのお金が必要になるからに他なりません。幼稚園に入る前までなどは、何にお金を使いますか?ミルク、おむつ、それくらいですよね?

でも、幼稚園などに入ると急に月々いくらという出費が発生します。

月々2~3000円程度の出費が急激に、その10倍くらいに膨らむわけです。アベノミクスでも、そんなに一気に給料は上がりません。

そして、あの頃の温かい雰囲気をもう一度、夜泣きは辛いけど、「この子のため」と頑張れる。そうしてこの時期になると第2子誕生というケースが増えます。おとうと、いもうとが欲しい、そういった感じです。すると今度は、

 1人目:3万円 + 2人目:3万円 = 6万円

というように、幼稚園、小学校のダブルで費用が発生することになり、家計を圧迫するのも事実です。3年間くらいで6万円も給料あがりますか?Yesもいれば、Noもいることでしょう。2018年度の平均昇給額は、5,934円です。

 3年x5,934円 = 17,802円の昇給 ・・・足りませんね。

そこに第3子となると、かなり苦しく感じるのではないでしょうか?

単純に3倍でも9万円の出費です。10年たったとして、

 10年x5,934円 = 59,304円の昇給 ・・・また足りません。

(そして私のように・・・4人目ともなるともう・・・みんなから大丈夫と聞かれるようになりますw)

そして子供の成長とともに、高校、大学進学となり、教育費が重くのしかかってきます。ですので、一度きちんとどれ位の教育費が必要になるのかを把握すべきです。

もちろん、公立一本で行ければなんとかなるかもしれません。しかし、国立大学などは狭き門です。受かる為に、浪人したり、予備校に通ったりと結局は費用が発生します。

教育費以外にも生活をするので、当然費用は発生します。

一度、感情はおいておき、教育費については、どれ位かかるか目安を持っておかねばなりません。

つまり、子供にかかる費用の大きさ=負債 と言ってしまうのでしょう?これについては特に異論はないかと思います。 

子供があの学校行きたい!!と言ってきて、その学校が私立だったときなんかは、

「お、おう・・・」と言って頭の中で、いくらかかるかグルグルと計算することでしょう。そんなことがないように、前もって試算をしておきましょう。

試算時には必ず

  • 自分の年齢
  • 配偶者の年齢
  • 子供の年齢
  • イベントが発生する年:幼稚園、小学校、中学校、高校、大学
  • 世帯収入
  • イベント発生時の費用:教育費など
  • 年間支出

などを盛り込んで、おきましょう。そのうえで、子供が公立で進学する場合、私立で進学する場合などのパターンを作っておくと、明らかな数値が出て、「ほっ」としたり、逆に「はっ!」となってしまいますが、まずはここをしっかりと抑えましょう。そうすれば、負債の大きさをきちんと把握でき、!!もう一人!!なんてこともあり得るかもしれませんよ!! 

2. なぜ「子供=負債」と言うと虚しく感じるのか?

単純に我が子を愛しているから。

そう言えば、それだけです。

しかし、この「愛」が生まれるのは、長い時間をかけて醸成されるからだと思います。お腹に生命が宿り、10カ月程度、体の変化、周囲の変化、心境の変化が生じます。特に女性はすさまじい勢いで母親になっていくのが分かります。

その一方、父親の方は?

正直、「あ~生まれるんだなぁ~」くらいで、父親の自覚というのは出産後もなかなかできない、実際に私がそんな感じでした。

それがどうしたことか、幼少期を子供と過ごし、子供が寄ってくる、頼られると徐々に父性が生まれてくる。そして気付くと父親としての役割をやっている自分がいます。

小学生になり、コミュニケーションも捗るようになり、子供の違った側面を見れるようになります。悔しい顔、うれしい顔、怒っている顔、様々です。兄弟姉妹がいるとまた想像もしていないようなハプニングが起こります。その時の上の子の対応、下の子の頼り方など、微笑ましく思えるシーンがたくさんあります。それらが幾重にも重なり、「我が子=愛おしい」と思えるようになるのではないでしょうか?

ですので、「子供=負債」と言われてしまうと、この過ごしてきた年月が無下にされ、意味のないものであったかのようにされる。そこに虚しさを感じてしまうと思います。

これはご自分でお子さんをお持ちになって、長い年月をかけて一緒の時間を過ごさないとなかなか分からないのではないでしょうか?

共に過ごした時間が子供への愛となるのだと思います。

 

3. 将来、「自分=負債」と呼ばれてしまうのか?

今現在は若者でもやがては年老いてくるのは避けようのない事実です。日本の人口推移をみると、不安の一言につきます。少子高齢化社会にもう突入していると言っても過言ではないでしょう?日本の若年層の減少は目を覆いたくなるほどです。我々が年をとり、10代20代の方々が支えとなるときに、明らかに高齢者の方が人口が多くなります。正直支え切れるとは思えません。そうなったときに、「高齢者が負だ」と呼ばれてしまう可能性があるのではないでしょうか?

子の世代から、「親は負債」と言われる日もそう遠くないように感じます。それはどこかさみしいですね。

このままでは、負債国家日本となりかねないですね。早々に対策をしなければ、本当に私が老人となったとき、負債老人などのレッテルが貼られてしまいます。そうはなりたくないし、なるつもりもありませんが、何かを変えるもしくは何かを始めなければ取り返しのつかないことになりそうです。 

4. 何をすれば良いのだろう(少子化対策とは?)

少子化対策と一言でいっても何をすればよいかわかりませんよね?

問題となっているのは、やはり教育費です。今まさにこの教育費について動きが活発になりつつあります。

  • 2019年10月から「就学前教育(保育・幼児教育)の無償化」
  • 2020年4月から「高等学校等就学支援金制度」が改正
  • 2020年4月から「高等教育(大学)無償化」

ただし、各制度には制限が付くので、要注意です。必ず調べて有効活用するべきです。税金を払っているので、その分で教育費の返還を、という考えでも何でもいいと思います。対象の範囲内で、申請するだけで、数万円のお金をもらえると思えば、安いものです。

ただ、それだけではとても足りないでしょう。その理由は、対象範囲が限定的過ぎです。私の場合、ほとんど対象外。幼稚園の無償化くらいです。なぜなら、3歳以上は全世帯対象だからです。すなわち、抜本的な対策になっていないのです。

提案!!

「子供一人に付き、約1000万円の支給、月々で約40,000円を20歳まで」位くらいの施策をしないととても改善しないと思います。

(できれば、一括で1000万円支給→資産運用で資産の増大)

財源はどうするんだ!!ですよね。もう減税して回転あげましょう。

進むも地獄、進まぬも地獄なら、進んでみても良いのではないでしょうか?

 5. まとめ

私の家には子供が四人います。どの子も元気いっぱいで毎日がカオスですw。

もちろん、それぞれにそれぞれの性格があり、日々が目まぐるしいスピードで終わります。それでも、一人一人の将来を考えない時はありません。(奥様もね、ありがとう)

 「子供=負債」の観点が分からなくもありません。しかし、そうではないです。

責任という言葉では的を得ず、愛情という言葉でも足りない。

苦しいこと、嬉しいことの二律背反の中で、もがきながらも優しく温かい光に包まれている。そうやって日々を過ごしていくものだと思います。

負債というならば、純資産を上げていくしか方法はないです。きちんと将来を見据えて、一日一日を確実に過ごすのみです。

 

まとまらない文章になってしまいました。

ありがとうございます。

 

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