英語、日本人、「人並み」
こんにちは。
先日、日本人の英語力が後退しているというニュースを見ました。
もともと高いことはないだとうと勝手に決め込んでいましたが、結果を見て、ちょっと心配です。
日本にいれば、ほとんど英語を使う機会はないでしょう。私も全く使う必要ありませんでした。
日本は、世界100ヵ国中53位、韓国、中国よりも下位です。
ということで、現在海外にいるので、少し述べたいと思います。
1. 赴任して感じたこと
まず、香港に赴任し、その土地での生活が始まりますが、言葉の壁はやはり大きいと感じます。コミュニケーションが取れないのは生活の幅が限られてしまいます。そんな中、香港人はというと・・・。
広東語、英語、中国語 を平気で操ります。街中のおっちゃんでもレベルは下がるにせよ英語をサラッとしゃべります。お店にいるおばちゃんも広東語、中国がダメと思ったら英語に切り替えてサクッとしゃべります。
私の仕事では会話は主に広東語を使用し、メールのやり取り、メモなどは英語、大陸側と話すときは中国語、と簡単に言えば、マルチリンガルです。
これが、”普通”です。土地柄、歴史的背景からそうなっていると思います。
このことは今後の日本にとって、とっても憂慮すべきことだと思います。
2. 他の東南アジアについて
これまた英語を使ってビジネスをしています。その国々で特徴はあるのでしょうが、英語を使用した業務が必須なのではないでしょうか?
出張でシンガポール、マニラ、ベトナムなどに行きましたが、どの国も基本は英語での打合せになります。いろいろと注意は必要になりますが、共通言語です。
驚くのがタクシーの運ちゃんなんかも片言の英語で対応してきます。
2020年の東京オリンピックでかなりの外国人が日本に訪れると思いますが、ここらへんで居心地の悪さを感じるかもしれませんね。
でも逆に、日本語だけの方が旅行したみたいになるのかな?
3. 人間力勝負だ!!
人間力、間違っていません。これがないと海外で活躍するのは難しいかもしれません。人によりますが、人間力+言語力 、人間力のみ 、とでどちらの方がより力を発揮できるかは明確です。(人間力は同じレベルですよw)
また、場所によっては言語力がないとお話にならないケースもあります。
4. 安定志向の日本人?
若者の働き方は、「人並みで十分」が6割以上いるそうです。
(公益財団法人 日本生産性本部さんの調査結果)
この、「人並み」って何でしょうか?
周りにいる同僚?親世代?
・・・それとも日本の若者?
・・・・・それとも世界の若者?
要は、「人並み」の基準は、非常にあいまいです。
危惧しなければならないのは、日本人が安定志向で、「人並み」を求めている間に、周辺諸国は虎視眈々と上を目指しています。
経済的にまだまだ豊かといえる日本かもしれませんが、気付いたら逆転され、「人並み」が相対的に下降し、いつしか「人並み」ではなくなっている可能性があります。そうなったら手遅れだと思います。
5. 英語は武器になる
英語を話す人はもうそこら中にいます。しかし、日本社会においては、まだまだ重宝されています。(と感じてますw)
日本企業で海外赴任となると給料が1.5倍~になるだけではなく、家賃会社持ち、教育補助、など相当なインセンティブとなり得ます。もちろん、その分大変ですが。
それらを踏まえて、準備しておくのは決して損だと思いません。
日本の人口は、1億2千万。英語人口は、15億人。
チャンスは、約15倍に広がる。
そう思いませんか?
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