【朗報】Student Grant 奨学金が香港政府からもらえる。子供1人$2500!!
香港特別行政区は、子供1人当たり、2,500香港ドルを支給することが発表されました。背景など見てみます。
1.背景
去る2019年8月香港の財政長官の発表に基づく、負担軽減措置の一部として、教育費用、奨学金の支給が発表されました。
単純に政情不安により、学校に通えなくなった。その分の費用負担を香港政府として支給します、ということです。
2.対象者
セカンダリースクール(中学、高校)、プライマリースクール(小学校)、特別学校、幼稚園に在籍する生徒、とほとんどの学生に適用されます。
一部、夜間学校や学生ビザで香港にいる学生などは対象外です。
詳しくは、香港政府のサイトへ!!
https://www.edb.gov.hk/en/student-parents/support-subsidies/student-grant/index.html
3.各学校の対応
香港教育局(Education Bureau)からのアナウンスにより、ほとんどの学校では何かしらの対応をしています。生徒にプリントを持ち帰らせたり、メールでアナウンスしたりです。もし対応がなければ、学校の方に問い合わせを入れた方がいいでしょう。
学校側は、学校印(school chop)を押して、香港教育局に送付する必要があります。また送付の期日も1月16日から2月14日となっています。
4.支給日
香港教育局が申請を受理し、承認してから6週間後に、銀行口座に直接補助金が振り込まれます。なので、およそ3月下旬位になるのではないでしょうか?
5.どう受け止めている?香港人。
このアナウンスがあり、すぐに香港人の同僚が知らせてくれました。そこで、これは何か意味があるのか?と聞きましたが、「もらえるものはもらっておく」とキッパリ。さも当然かのような反応でした。
6.日本人の反応
日本ではこのようなことを「バラマキ」とよくいいますよね。まさにそれです今回。ただ、一時金としてばら撒く額が $2500 ⇒ 3万5千円 です。そんな対応、当然経験したことがありません。したがって、
「?????大丈夫?????」
と思ってしまうのも頷けます。何か・・があるんじゃないかと・・・。
7.でも内心
「もらえるならラッキー」、「これで何買おっかなぁ」「おいしいもの食べよう」と思っていますね。ある意味、効果ありですw
皆がお金を使えば、一時的ではあるのでしょうが、経済が上向くので、そういった意味では良策なのかもしれません。
8.どれ位の額になるのか?
香港内にいる学生の数を調べてみました。(香港教育局による2018/19統計結果)
- 幼稚園:174,402
- 小学校:372,465
- 中学・高校:325,498
- 特殊学校:8,008
合計で、880,373人となります。したがって
$2,500 x 880,373 = $2,200,932,500
!!日本円で308億円??!!
全員が申請するわけではないのでしょうが、この額は・・・。
まじか、香港!!
今まで、財政黒字だっただけはあります・・・・・。
9.香港財政2019-2020
歳入は、こちら↓
歳出は、こちら↓
財政黒字が見込まれております。なお、様々な措置などはこの中には見込まれていません。財政は赤字のイメージだったんですが、黒字見積です。
10.結論
政情不安でも財政的には暗くはないようです。ですので、補助金は、遠慮なく頂いておくのがいいですね。それにしても思い切ったことをしますね。これと同じことが日本で起こるのかと問われたら、ん~ないのではないでしょうか?
さて、この補助金の使い道、何にしましょうか?
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