K's street 投資と香港と子育て

香港駐在から日本に帰任した4児のダディ。無理せずにやっていきます。

【朗報】Student Grant 奨学金が香港政府からもらえる。子供1人$2500!!

f:id:Kstreet:20200113221215j:plain

香港特別行政区は、子供1人当たり、2,500香港ドルを支給することが発表されました。背景など見てみます。

 

1.背景

去る2019年8月香港の財政長官の発表に基づく、負担軽減措置の一部として、教育費用、奨学金の支給が発表されました。

単純に政情不安により、学校に通えなくなった。その分の費用負担を香港政府として支給します、ということです。

2.対象者

セカンダリースクール(中学、高校)、プライマリースクール(小学校)、特別学校、幼稚園に在籍する生徒、とほとんどの学生に適用されます。

一部、夜間学校や学生ビザで香港にいる学生などは対象外です。

詳しくは、香港政府のサイトへ!!

https://www.edb.gov.hk/en/student-parents/support-subsidies/student-grant/index.html

3.各学校の対応

香港教育局(Education Bureau)からのアナウンスにより、ほとんどの学校では何かしらの対応をしています。生徒にプリントを持ち帰らせたり、メールでアナウンスしたりです。もし対応がなければ、学校の方に問い合わせを入れた方がいいでしょう。

学校側は、学校印(school chop)を押して、香港教育局に送付する必要があります。また送付の期日も1月16日から2月14日となっています。

4.支給日

香港教育局が申請を受理し、承認してから6週間後に、銀行口座に直接補助金が振り込まれます。なので、およそ3月下旬位になるのではないでしょうか?

5.どう受け止めている?香港人

このアナウンスがあり、すぐに香港人の同僚が知らせてくれました。そこで、これは何か意味があるのか?と聞きましたが、「もらえるものはもらっておく」とキッパリ。さも当然かのような反応でした。

6.日本人の反応

日本ではこのようなことを「バラマキ」とよくいいますよね。まさにそれです今回。ただ、一時金としてばら撒く額が $2500 ⇒ 3万5千円 です。そんな対応、当然経験したことがありません。したがって、
「?????大丈夫?????」
と思ってしまうのも頷けます。何か・・があるんじゃないかと・・・。

7.でも内心

「もらえるならラッキー」、「これで何買おっかなぁ」「おいしいもの食べよう」と思っていますね。ある意味、効果ありですw

皆がお金を使えば、一時的ではあるのでしょうが、経済が上向くので、そういった意味では良策なのかもしれません。

8.どれ位の額になるのか?

香港内にいる学生の数を調べてみました。(香港教育局による2018/19統計結果)

統計資料

  1. 幼稚園:174,402
  2. 小学校:372,465
  3. 中学・高校:325,498
  4. 特殊学校:8,008

合計で、880,373人となります。したがって

 $2,500 x 880,373 = $2,200,932,500

!!日本円で308億円??!!

全員が申請するわけではないのでしょうが、この額は・・・。

まじか、香港!!

今まで、財政黒字だっただけはあります・・・・・。

9.香港財政2019-2020

歳入は、こちら↓

f:id:Kstreet:20200113232651p:plain

歳出は、こちら↓

f:id:Kstreet:20200113232726p:plain

財政黒字が見込まれております。なお、様々な措置などはこの中には見込まれていません。財政は赤字のイメージだったんですが、黒字見積です。

10.結論

政情不安でも財政的には暗くはないようです。ですので、補助金は、遠慮なく頂いておくのがいいですね。それにしても思い切ったことをしますね。これと同じことが日本で起こるのかと問われたら、ん~ないのではないでしょうか?

さて、この補助金の使い道、何にしましょうか?

 

Yes, Go Forward!!

↓ポチっと応援よろしくお願いします!!

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
 

PVアクセスランキング にほんブログ村