初めての旧正月に困るお年玉、利是(ライシー)の攻略方法 in 香港
好きです、この時期の香港の雰囲気。
正に日本の正月前の雰囲気に似て、会社もゆる~い感じになり、温和な空気が漂います。これが旧正月です。中国の方は、大移動になるようですが、香港人は日本人と同じで、旅行したり、家族・親族と過ごしたりします。
今年、2020年は、1月24日が大晦日にあたり、1月25日が元旦にあたります。
その元旦から早速、この利是配りが発生しますので、予め準備をしておく必要があります。
では、利是攻略、いってみましょう。
1. 準備物
まずは、準備するものです
ポチ袋(紅包:ホンバオ)
この季節になると一時的にポチ袋を販売する店が現れます。そこで購入すればすぐに手に入ります。でも、これもらえます。自宅のポストに入っていたり、会社から、銀行からもらえたりしますので、無理に購入しなくても賄えます。ちなみに写真は、HSBCのポチ袋です。
紅包、”紅”とありますが、黄色のものもありますので、あげる人、金額などで識別するようにすると捗りますよ。
ちなみに英語で、Red Pocketって言うらしいです。
新札(できれば)
できれば、新札つまりピン札を用意しましょう。ただ、ポチ袋が小さいタイプは折りたたむ必要があるので、新札でなくても問題ないでしょう。・・・きれいなら大丈夫!!
香港ドルは、6種類あります。銀行に行って、窓口で対応してもらえますが、その時にご自分のキャッシュカードをお忘れなく。
どのお札が何枚かは、予め覚えておくかどこかにメモしておくとよいでしょう。
私の場合は、100ドル以下のお札を各20枚準備するようにしています。余ったらそのまま使うので、気にせずです。
- 1000ドル札
- 500ドル札
- 100ドル札
- 50ドル札
- 20ドル札
- 10ドル札
2. 誰が誰に渡すのか(香港人同士の場合)
香港人の場合は、基本的には
既婚者が独身者
大人が子供
マンションの住人が管理人(おじちゃんやらおばちゃんやら)
に渡します。
額は、関係性などにもよるそうですが、20ドルか10ドルです。
3. 実践する前に
まずは、誰に渡すことになるかを把握しましょう。
- 自宅マンションの管理人(おじちゃん、おばちゃん)
- 自宅マンションの清掃員(おじちゃん、おばちゃん)
- 会社の部下
- 良く付き合いのある人
- 子供
これらの人が大体範囲内に入ってくるのではないでしょうか?
そして気になる金額。私の場合は下記のようにしてます。
- よくしてくれる自宅マンションの管理人・清掃員:100ドル
- 普通の自宅マンションの管理人、清掃員:20ドル
- 会社の部下:100ドル
- 日本人の子供:なし
- 香港人の子供:20ドル
ポチ袋を事前に分けておけば、準備万端です!!
4. いよいよ実践!!
さぁ、元旦当日、自宅の扉を開けて、エレベーターで下におりましょう。
!!!ずら~り!!!なんてこともあり得ます。一気に配る、配る。
あの人知らん、この人も知らん、でも・・・仕方ない。
はい、想定していたよりも吹っ飛んでいきます。
ですので、準備段階で、フリー枠、余分枠を設けておきましょう。
恥ずかしがらずに、サクサク渡せば大丈夫です。香港人もサクサクっと渡していきますので、マネしてみるのがいいです。
Tips 1
元旦当日から意気込んで、外出しなくても大丈夫です。少し間をおいてからでも問題ないので、ゆっくり行きましょ。
Tips 2
誰に渡したか覚えておきましょう。そうしないとダブルで・・・なんてこともあります。もらった人は嬉しいから、まぁ、いいか。
つまりもらった人も覚えていないケースもあるので、要注意。
Tips 3
きちんと、Happy New Year!!などを伝えましょう。
もちろん、広東語だと最高です。
「新年快楽」⇒「サン・ニン・ファイ・ロッ」
「恭喜發財、身体健康」⇒「ゴンヘイファッチョイ、サンタイギンホン」
です。練習して下さい!!
Tips 4
「あげない」という選択肢もあります。素通り作戦です。
あ、でもこれ、冷たい視線感じますので、お勧めできませんwww
5. 旅行行ってたけど、どうする?
旧正月中に旅行に行く方は、帰ってきてから渡せば問題ありません。
むしろ、元旦の集団がいないので、あげたい人だけにあげられるというメリットがあると思います。
6. まとめ
利是攻略、いかがでしたか?・・・全然攻略してませんがwww
香港1年生は、結構あたふたします。何がなんだか分からないという状況になってしまわないようにしましょう。私は、素通りして、あとから用意しました。タイミング失敗したなぁというのが本音でした。そうならないように、予めスタンバイしておきましょう。周りの香港人に聞くのが、一番いいですよ。
ちなみに、利是(ライシー)という言葉が、日本語の利子に繋がっているのではないかと勝手に思い込んでいます。恐らく正しいと思いますが!!
「郷に入っては郷に従え」と言いますが、これも一つの文化です。お金はなくなりますが、気持ち良く渡すことに香港という土地のお金に対する執着、面白さを感じられること間違いなしです。
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