香港の保険っていいって言うけど。日本非居住者、余剰資産がある方には最適、かもしれない
今日は、香港の保険、実際に私が入ったものを紹介します。
私の場合、お金を寝かしておくよりかは断然いいかなぁ程度で加入しました。
※決して保険を進めているのではありません。きちんとご自分で判断して加入は決めてください。
- 1. 日本の保険商流の構造
- 2. 香港の保険商流の構造
- 3. 香港の方が払戻金がいいのはなぜ?
- 4. 私の保険
- 5. HSBCで加入した時の様子
- 6. 香港の保険を日本居住者で買えるか
- 7. デメリット
- 8. まとめ
1. 日本の保険商流の構造
日本の場合は、まず保険会社から金融庁へ金融商品販売の為に、申請をするそうです。その後、金融庁のお墨付きを得てから、我々一般人の所に、金融商品がお披露目となります。この時点で、コストがかかっているのは、分かりますね。
そして一般の方が保険に入る方法は、主には生保レディーなる営業マンであったり、ショッピングモールの一角に座している保険代理店だったりします。もちろん、この方々もサラリーマンなので、どこからお給料を得ているかと言えば、当然、我々が払い込む保険料となります。
概して、日本の保険は高コスト体制と言えるでしょう。
2. 香港の保険商流の構造
一方、香港はというと、イギリス領だったこともあり、イギリス方式を踏襲しているそうです。それが上図。
保険会社が作成した金融商品をブローカーが我々一般人に販売している形になります。そのため、1工程不要ですので、その分コスト安となります。
なんだかブローカーと英語読みすると怪しいですね。しかし、単純に仲介業者です。
3. 香港の方が払戻金がいいのはなぜ?
上記の構造的なものもありますが、大きく違うのは、保険会社がどうやって保険料つまり資金を運用しているかになります。
日本の保険会社は、主に日本国債など、香港の保険会社は株式などに投資をし、運用を図っているそうです。
どちらがいいという訳ではありませんが、一般的に株式の方が運用実績が良くなります。リスクも高くなりますが、それでも今までに払戻金が著しく目減りしたことはほとんどないそうです。
4. 私の保険
HSBC Lifeにて加入しました。加入した保険はこれ。
俗にいう終身保険です。
始めの3年ですべての払込を完了させます。USD20,033を毎年、それを3年という形をとっています。
ここで、保証金額(Guaranteed)とNon-Guaranteedの2つの項目があるのが分かると思います。保証金額は、最低限受け取ることができる金額です。Non-Guaranteedの方は、保証されないが、過去の実績等から導き出された金額が入っています。このNon-Guaranteedの方で、積極的な運用をしていると言えるでしょう。
払込に対して、払戻金が多くなるのは、8年目以降です。今はまだ2年目で、今年に3回目の払込があります。 ですので、残り6年位でこの商品に対してはプラスに働いてくる、という設定です。(黄色の部分)
では、逆に保証金額だけで見ると、・・・27年間待たないとダメです。(ピンク)
グラフ化すると下図になります。20年後では、払込に対し、払戻金が218.7%となります。 これを多いととるか、少ないととるか。倍以上になって戻ってくるとすれば、タンス預金をするより、遥かに良いでしょう。
これに死亡保証もついています。こちらは死んで損することはない的な感じです。
あまり大きなメリットはないと言えるでしょう。
もちろん、生きて解約払戻金を受け取りたいです。
5. HSBCで加入した時の様子
実際に申し込んだ時の流れです。
申し込むプランに同意し、申し込む
⇒各種書類を保険担当の人がプリントして持ってくる
⇒サインする箇所にきちんと目を通して、サイン
⇒ここで、また他の人が登場。
⇒録音する旨を伝えられる。??証拠として??
⇒録音スタート
⇒その人物が、保険の概要、リスクなどを説明
⇒それらを理解したか、また保険内容などに同意するかを答える
といった感じでその場は、終了し、後日保険のポリシーが郵送されます。
録音には驚きました。すべて英語で行われましたが、この人物の英語がちょっと聞き取りにくかったです・・・w
6. 香港の保険を日本居住者で買えるか
結論から言うと、ブローカーさんが販売しないそうです。すなわち買えない。
5,6年前、昔は買うことができたそうですが、今は無理なようです。
また、ブローカーさんが香港の保険を日本に行って販売することもできません。これは、保険業法によって取り決められています。
これらは、保険業法第186条にて明記されています。念のため、載せておきます。
7. デメリット
いいことづくめに感じますが、当然デメリットもあります。
- 対応が日本語でない(日本語対応のブローカーさんもいます)
- ブローカーの倒産リスク
- 解約払戻金の受け取り方法(小切手対応)
8. まとめ
香港の保険、いかがでしたか?正直、魅力的だなと思います。最初さえ払い込んでしまえば、まさに放置です。
使い道は、学資だったり、忘れたころにドーンとボーナス的にも使えます。
私の計画は、出来れば学資に使わないで、自身が65歳位になるころに解約したいと思っています。その頃には子供4人全員が自立しているはずなので、おおきなヘソクリとしての位置付けになってくれることを期待しています。
非居住者で、お金が余ってて、銀行口座に眠っているだけならば、このような保険に預けるのもいいと思います。
「果報は寝て待て」、ちゃんと仕込んでからね!!
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