K's street 投資と香港と子育て

香港駐在から日本に帰任した4児のダディ。無理せずにやっていきます。

いつか来る帰任!!香港からの帰任時にすべき事!!

bye bye hong kong

 人事異動の多い季節となりました。国内異動はもとより、海外転勤、日本帰任など、新スタートの為の準備月、それが3月です。今年は、新型コロナウィルスの影響で、転勤時期を早めたり、延期したりと企業側も色々と苦労していることでしょう。特にビザ関係では、就労ビザが下りないとその国で働くこともできないので、赴任先のビザ発給が停止されてしまっては、赴任はできませんね。旅行などに関しても、査証なしで気軽に行ける世界一のパスポートである日本についても、入国・入境制限がかかり、旅行中止などが発生しています。

 そんな中、3月中旬に香港から日本へ帰任となりました。本来は3月末まででしたが、新型コロナウィルスの影響で2週間ほど早まりました。あんまり変わらないと思いますが・・・。そこで、香港から帰任する際に気をつけねばならないことを紹介します。

それでは、よろしくお願いします。

 

 

1.引越準備

 香港にも日本でお馴染みの引越業者が活躍しています。ヤマト運輸(YAMATO LOGISTICS)、佐川急便(SAGAWA EXPRESS)、日通(NIPPON EXPRESS)があります。日本から香港に赴任した時に日通さんを利用したので、今回も迷わず日通さんにお願いしました。

 お願い方法は、インターネットから申し込みフォームに記入し、送信したら、電話がかかってきます。ここで下見の日時予約をします。予約は、変更も可能ですが、2月3月は、異動する人が多く、かなり予定が詰まっていそうでした。

 下見当日、我が家に訪問した方の構成は、日本人1名、香港スタッフ1名、香港人研修スタッフ1名の合計3名でした。通常は2名になるのでしょうか?時間もピッタリもしくは少し早く来て頂いて、スムースに進みました。下見の時に何をやるかですが、まずは送る荷物はどれにするかです。多いか少ないかは分かりませんが、香港住居の場合、オーナー所有の物品がたくさんあり、「全部」と適当にできません。テレビ、洗濯機、冷蔵庫、ソファー、ベッドなどは備え付けの場合があると思うので、要注意です。忘れる人は、いないと思いますが、念のため・・・。

 下見終了後、担当の方から引越の注意事項や荷物搬出日の予定を聞かれますので、準備しておきましょう。私の場合は、会社規定で航空便・船便を使用可能でした。両者とも同日に荷物搬出を依頼しました。また、見積書は、1週間もかからないうちにメールにて送信して頂きました。

 段ボールなどの梱包用品は、お願いすれば、すぐにでももってきてくれます。自分で梱包するのが好きな人は、前もって準備したい方は早めに依頼しておいた方がいいでしょう。ただし、段ボールに何を梱包したかは必ずリストにしておきましょう。海外輸送になるので、品目明示が必要になるようです。

 引越日時は、業者さんの状況にもよりますので、一度確認という形で、下見当日には決定できないので、ある程度の範囲でお願いできるようにしたおいた方が良いでしょう。

 ・送る荷物の仕分け

 ・下見日時の予約

 ・引越日時の確認(希望範囲があればGood)

2.引越当日

 自宅に来たスタッフの方は4名(日本人1、香港人3)でした。まずは、持っていかない荷物の仕分けをしました。担当スタッフが、紙テープに○Xを記入して、その荷物にペタペタ貼っていきます。

ここで、航空便・船便の両方をお願いしている場合は、この仕分けも必要です。航空便は、容量制限がある為、日本についてすぐに使う必要のある荷物を選ぶことになると思います。我が家は、布団や必要最小限の服などだったと記憶しています。

 あとは、スタッフの方がどんどん箱に入れていきます。どんどん・・・。そう、要らない小物まで・・・。経験談ですが、引越当日までに断捨離を済ませておくべきでした。そうはいっても、小さい子供たちと暮らしているなかで簡単ではありません。諦めて全部梱包してもよかったかもです。日本について、開梱した時に苦労するだけですが・・・。

 注意点(送れない物品)を紹介しておきます。

 ・航空便:電池、液体類。特に液体は要注意。(コンタクトレンズも制限あり)

 ・船便:肉類、豆類(ゴマなど)、海賊版DVD、小銭

その他にもあると思いますので、チェックしておきましょう。最悪、それらが入った箱が没収となるかもしれませんので。

 梱包、搬出が終わると、各箱にいくらぐらいの金額相当が入っているか、もしくは荷物全体での合憲金額を担当者に伝えることになります。高価な物品がある場合は、きちんと覚えておくこと、できれば予めメモなどを用意しておいた方がいいと思います。

 最後に税関での注意事項の案内があります。具体的には、税関申告書に別送品があることを書くこと、申告書を2枚用意すること(日通さんが準備してくれています)、税関を通った後に、指定のカウンターに行くことの3点だったと思います。実際に説明してもらえるので問題はないかと思います。

 

 所要時間は、約4時間位かかりました。あまり荷物が多くはないと思いますが、段ボールで60箱程度になりました。家族6人でこの量なら、恐らく少ない方だと思います。

 

 日本の新住居への搬入日時は、後日連絡となります。航空便・船便と形態が違うので紹介しておきます。どちらもe-mailでやりとり可能なので、楽ちんです。

 航空便:荷物が日本に到着後、日本側の支店から連絡が入るので、希望日を指定します。時間指定はできませんでした。13:00~17:00の着となるようです。

 船便:香港側で連絡が入ります。時間指定は・・・すみません、忘れました。

午前・午後くらいの括りだったと思います。

3.携帯電話

 私が使っていた通信事業主は、SmarToneでした。ですので、SmarToneの事例しか分かりませんが紹介します。とその前に、香港の携帯は、SIMフリーです。たぶん日本だけが何やら色々と制約があるような気がします。香港でSIMフリーと聞いても「???」の反応しか返ってきませんので注意して下さい。SIMフリーがデフォルトです。

smartone logo

 前置きはさておき、実は携帯の契約は要注意です。なぜなら、契約期間があるからに他なりません。私の契約は、2020年12月までです。帰任を機に、解約をお願いしましたが、なんと違約金が5500香港ドルと言われ、フリーズしました。ファミリープランとして4つの番号と10GBで月々605香港ドルでした。若干でしたが、解約せずに契約継続の方が最終的に安上がりとなります・・・。ここは渋々、今年の末まで契約を継続することにしました。忘れないようにGoogleカレンダーにリマインド登録しました。

 と、このように契約期間があるので、開始するときは気を付けた方がいいですね。そもそも帰国するつもりではなかったので、致し方ありません。赴任期間が決まっている方などは、契約期間を加味した上で、契約しましょう・・・、本当に残念。

 解約の方法としては、直接店舗に訪れて解約するもしくはインターネットでLive Chat機能を使って解約するなどがあります。私はLive Chatをおすすめします。Chat内容を後からメール送信してくれるサービスがある為です。証拠としてもリマインダーとしても利用できるのでとても良い機能だと思います。

4.インターネット

 HKT(PCCW)を利用していました。こちらは契約期限が2020年4月まででしたので、あまり気にせずに解約依頼をしました。解約に際し、Wifiルーターなどの返却ありました。ここでも役に立ったのが、Live Chat機能です。希望回収日時を伝え、OKかどうかを確認してもらいました。回収当日は、あっさりとしていて、ものの10分もかかりませんでした。ただし、レンタルであった物品をきちんと保管していないと、確認作業の為に時間を費やしていたと同時に、紛失金を別途請求されていたと思います。借りたものはきちんと返しましょう。どれを借りたかわかりにくくなりますので、我が家はジップロックに入れて保管していました。危なかった・・・。

 さて、3月および4月の支払いがまだですので、インターネット経由で行うことになります。これもLive Chatで残金支払いをどうすればいいか問い合わせたら、インターネット経由でできるとのこと。こういうところ、世界はかなり便利になったなと感じます。

5.クレジットカード

 駐在員必須アイテム?のクレジットカードです。必須だと思います!!食事、買い物などほとんどどこでも使えるので、一枚は最低限持っておきたいところです。

 そのクレジットカードですが、現在も解約せず、保有しています。なぜなら、携帯電話をクレジットカード払いに設定している為、紐づけておかないとどうすればよいか分からなかったからです。毎月指定した銀行口座から自動で引き落とされるので、特に手続きは不要でしたが、会社を登録住所としました。クレジットカードは銀行発行の為、直接店舗に赴き、手続きをしました。一応、会社の事務員にクレジットカードの住所を会社にしたことは伝えたので、大丈夫でしょう。解約は、今年の携帯電話の契約が終了し、来年にでも香港旅行した時にと考えています。

6.銀行口座、口座凍結防止方法

 資産の3分の2は、香港HSBCにあります。投資口座も開いていて、ここで取引を行っています。クレジットカードの引き落とし指定口座ということ、投資口座ということで、現状今後も閉じる予定はありません。ただし、住所変更などは必要になります。実はまだ行っていませんが、インターネットで対応可能なので、その点は心配していません。

 また、特段心配はしていませんが、口座凍結には要注意です。凍結解除には直接銀行に訪れる必要があるらしいので、凍結だけは避けないと痛い目にあいますね。では具体的に何をすれば良いか。簡単です。資金を動かせば良いだけです。普通口座と当座口座で動かすだけで良いそうです。この作業は、手数料もかかりません。インターネットバンキングでできるので気楽です。ちなみに当座口座はチェックの引き落とし用に使っていました。チェックを使う機会は今後ほとんどないと思います。当座口座は利息が付かないので、むやみに大事なお金を置いておくのに適していません。

 登録住所を日本に変更すると、マイナンバーの提出を求められるらしいです。この点は、住所変更後、どのようになるかをまとめたいと思います。

7.MPFの解約

 まずはMPFについて。MPF=The Mandatory Provident Fund(強制積立基金)の略です。簡単にいうと日本の年金制度のようなものです。香港内の企業は従業員に対して毎月MPFを支給する義務があり、労働者もMPFに資金を預ける必要があります。ただし、就労ビザで働いている人が、別の国でMPFのような同様のシステムに加入している場合は、免除されます。私の場合、7年以上香港に滞在し、永久居民権を取得しました。そのような場合、MPFへの加入義務が発生するそうです。永久居民所有者でMPFに加入している人、ほとんど会ったことがありませんでしたが・・・。

 さてMPFの解約方法についてです。必要書類を銀行に提出します。・・・銀行提出は、会社スタッフにお願いしたので、詳細は不明です。

・Claim Form[MPF(S)-W(O)] 

 HSBCからダウンロード可能。(下記からダウンロード可能です)

https://www.hsbc.com.hk/content/dam/hsbc/hk/docs/mpf/inpo.pdf

 附帯書類:HKIDのコピー

 パスポートのコピー

 宣誓書(下記MPF(S)-W(SD2))の原本(下記からダウンロード可能です)

https://www.hsbc.com.hk/content/dam/hsbc/hk/docs/mpf/mpfs_wsd2.pdf

 

宣誓書Statutory Declaration Form [MPF(S)-W(SD2)]の取得方法

 まずは、書類をダウンロードし、印刷。必要事項を記入します。申請場所は、Home Affairs Department(HAD)という場所に直接行きます。予約等はできません。各セッション決められた時間があり、その15分前に受付を済ませる必要があります。受付も来た順になります。(場所は下記参考願います)

https://www.had.gov.hk/en/public_services/public_enquiry_services/ctec.htm

 受付時に、記入した宣誓書とHKIDの提示が必要ですので、忘れずに携帯しましょう。受付終了後、待つように指示がありますので、名前が呼ばれるまで待機します。名前が呼ばれたら、担当官の前で宣誓します。英語もしくは広東語での宣誓となります。テーブルに宣誓文が書いてありますので、それを読み上げるだけです。読めなくても大丈夫、担当官が手伝ってくれます。読み上げ終了後に、担当官が宣誓書にチョップ(スタンプ)し、書類を受領して終了です。

Mong Kok Tong HAD

モンコクトンのHAD

 人生の中で、公的に宣誓をしたのは初めてでした。と言っても大それたことはなく、結婚式の「誓います」の方がよっぽど緊張しました。

8.所感

 香港ではHKIDで多くの手続きを行います。日本のマイナンバー(まだもっていません)と同じような機能だと思います。イミグレの出入りもID管理+指紋認証で、非常に便利です。日本も今後ありとあらゆる事がマイナンバーとリンクしていくと思います。色々と物議があるのでしょうが、身分証明書としての機能には最適だと思います。

 失敗したと思ったのは、携帯電話の契約です。普通に考えれば、いつかくる帰任のタイミングはおおよそ3月と想定できていたにも関わらず、気にせず契約してしまったことです。一方、便利さを感じたのはLive Chat機能です。直接電話でもいいのですが、クセの強い人だったり、素っ気ない人だったりする場合があり、あまり上手くいかなかった経験がありますが、Live Chat機能はそういった個人の性格があんまり出てこないので、楽々です。

 モジモジしながら契約した赴任当初と違い、サクサクと手続きを行えるようになった自分にビックリです。曲がりなりにも成長できたのかなと思いました。

 

楽しかったなぁ~、香港!!

またどこか違う国に赴任できるように努力します!!

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