香港 バンガードETF 2805
今回は、香港のバンガードETF、2805についてです。
日本ではエスビー食品が【2805】なんですね。関連性はもちろんありません。
保有している人はほとんどいないのではないでしょうか?
- 1.FTSE Asia ex. Japan Index ETF
- 2.銘柄内訳 上位50社(2805ランキング!!)
- 3.国別比率&セクター比率
- 4.チャート
- 5.配当について
- 6.地政学
- 7.現在の保有株数と価格
- 8.投資方針の確認
1.FTSE Asia ex. Japan Index ETF
シンボル:2805
基準通貨:HKD
主取引所:HKEX
地域:東南アジア(日本、オーストラリア、ニュージーランドを除く)
費用:経費率 0.2 %
株価(2020年1月10日):HKD24.5
配当利回り:1.65%
配当月:1,4,7,10月
銘柄数:1209社
2.銘柄内訳 上位50社(2805ランキング!!)
上位10銘柄で、28.21%の資産を占めています。
上位50銘柄で、47.06%です。
知ってる、知らないであれば、どちらの方が日本人にとって大多数になるのでしょうか?正直、知らない企業の方が多いのではないでしょうか?
アリババ、テンセント、台湾セミコンダクター、サムソン、などはよく知られています。その他にも有名な企業がありますが、・・・他は知らない状態が多いのではないでしょうか?知らない=良くないではありませんが、企業が何をやっているかを知っておくことに損はないですね。逆を言えば、知らなくても投資できるのがETFだったりするということです。
特に中国企業については、なかなか知る手段自体がないと思います。そんな中、中国企業に程よく投資したいと思ったなら、ある程度適しているのでないでしょうか?
実際に、中国に行くと、その発展ぶりは驚異的です。北京には行ったことがありませんが、上海、深センなんかは、物凄く発達していて世界的な都市という感じです。この他にも多くの都市が発展途中なのでこれからの展望が期待できそうです。
3.国別比率&セクター比率
次に国別とセクター比率を見てみます。
国別は、中国、台湾、韓国、インド、香港の5拠点で86%を占めています。中国に至っては40%近い数値となっていますので、中国企業への投資となるETFになります。
続いては、セクター別分類になります。
ちなみにVTIは下記です。
大きく異なるのが「ヘルスケア」の分野になります。
2805の主なヘルスケア銘柄が何かも分かりません。
2805とVTIの類似点としては、「金融」と「テクノロジー」が大きなウェイトを占めていて、次に「一般消費財」などになっています。
すなわち、現在のアメリカおよび東南アジア圏、つまり全世界的には、「金融」と「テクノロジー」が経済を牽引していて、多くの人たちがその分野に投資していることになります。
4.チャート
次にチャートです。2015年のチャイナショックで株価が下がりましたが、2017年後半にチャイナショック前の株価を超え、2018年初旬に最高値を付け、また株価は急落をしました。
最安値:HKD16.32 、最高値:HKD27.1 の幅で動いています。右肩上がりのような、でも違うような。
2020年今、再び高値を目指して上昇を始めています。
5.配当について
青の棒グラフは、年間配当金。オレンジは、対前年比の配当金増配率となっています。
2013年は配当が1回のみでしたので、2014年との増配率比較はしていません。
このグラフを見る限り、今後どうなるか分かりません。しかし予想できることとしては、配当金はおよそHKD0.5位が頭うちになりそうだということです。
配当利回りが1.65%で旨味もない状態ではないかと判断します。
6.地政学
40%近い構成を占めている中国の経済に間違いなく陰りが出てきています。
2010年からは右肩下がりで、現状だと6.1%。他国と比べると十分大きい数字になるのですが、不安要素が多々あります。
- 米中貿易摩擦
- 香港デモ
- ウィグル地区の人権問題
- 債務リスク
- 人口問題
などがあげられます。2019年は色々なことが噴出した年だったと思います。そして2020年にそれらがどうなるかが危ぶまれています。そういった意味では近々の成長は難しいのではないかと思います。
伸びていきそうな項目としては、
- 一帯一路
- 大湾区構想
があげられるでしょう。
7.現在の保有株数と価格
現在の保有株数:5500
株価:HKD 24.5
ですので、評価額 HKD 134,750 = JPY 1,886,500 という状態です。
現状、含み損で、HKD6,000 = JPY 84,000くらいです。
最近の米中貿易について楽観的になってきたことから、株価も回復、上昇傾向にあります。おかけで含み損10%を超えていたのが今は4%台まで戻ってきました。
8.投資方針の確認
キャピタルゲインを望むのには不適切な銘柄だと判断します。
インカムゲインは、配当利回りが1.65%なので、これもあまり期待できません。
現在の地政学から見ても今のところ良い材料よりも悪い材料の方が多いです。
そして、当分中国経済が復活して行くことが見えにくいのです。
ということで、この銘柄への投資は、やめることにします。実際に2018年、2019年と追加入金はしていなく、単純に塩漬け状態でしたが、この分の投資枠を他の銘柄にすることによって、より良い投資を目指します。
※投資はご自分の判断でお願いします。
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