夢のかけら2 香港 理工大学
あの香港理工大学の衝突があってから既に1か月以上経ちました。
大学は今も入場禁止状態です。当然授業もありませんが、理工大学のホームページによると、オンラインで授業が履行されているようです。
激しい衝突のあった近辺の舗道のブロックは、復旧されずに空いた部分をコンクリートを流し込んで埋められました。ツギハギな街並みが目立ちます。
至る所に貼られていたデモのポスターが取り除かれ始めた、と思ったのも束の間、またポスターが貼られ始めています。
そしてXmasを迎え、世の中のきらびやかな雰囲気とは対照的に、各地区のショッピングモールでは連日の衝突が発生し、拘束される人達も発生しています。
燃え上がった炎が一度、鎮静化したかのように感じましたが、至るところで炎が燻っているのを感じます。
2019年の6月の大規模デモから早くも6カ月、すでに半年も経過していることに驚きます。そして拭えない不安は一向に消える気配がありません。
来る元旦にも大規模デモが予定されています。香港に旅行などで来られる方は、くれぐれも近づかないことをお勧めします。突発的に何かが起こることも高確率で考えられますので。
また、交通機関も多少マヒすることは必至です。特にデモ開催地近辺のMTR駅は閉鎖、電車も通過のみとなることが想定されます。
その都度、交通情報を入手することをお勧めします。
<香港空港からのアナウンス>
空港については、現在も空港内への入場規制が敷かれています。
空港からのアナウンスだと、出発の3時間前の到着を推奨しています。
実際にはそこまで必要ないと思いますが、時間帯によっては混雑し、空港内に入るのに一苦労、なんてことも起こり得ます。
また入場の際には、搭乗券やEチケット、パスポートの提示が必要ですので、くれぐれも気をつけましょう。
先日、空港を利用しましたが、深夜にも関わらず、空港内に入るのに、10分以上かかりました。
来年2020年、9月に立法議会選挙が行われる予定です。そこまでは少なからず今の状態が続くのでは、と思います。と、同時に来年はアメリカの大統領選もあり、世界が大きく動く年になるのかもしれません。
願わくは、自由で安全な、平和な日常になる事を望みます。