通勤通学事情 香港
こんにちは。
ブラックマンデーですね、少なくとも私には慌ただしい一週間の始まりです。
朝起きてから会社に着くまで、非常に充実(慌ただしいだけの)した時間です。
本日は、香港の通勤通学事情を紹介します。
1. バス(公共の)
まずは、バス。恐らく一番使い勝手よく、様々な場所に行ける手段として非常に有効です。バスの種類としては、大まかに2種類。
路線バス(KMB、CityBus)
ミニバス(緑色か赤色)
お値段的には路線バスの方が若干お安い感覚です。
一方、ミニバスは、知っていると非常に便利で、街の中までグイグイ突っ込んでいってくれます。(もちろんルートありますがw)また、座席に座らなければならないので、満員の時は乗れません。
恐らく旅行者の方にはこのミニバスを使いこなすのはハードルが高いです。というのもどこで降りるか予め知っておかないと余裕でスキップします。
まず、次の停車駅の名前などはバスの中に一切書いてありません。
また、降りるときは、ボタンで知らせます。が、しかし、良くそのボタンも壊れていて、反応すらしないことはよくあります。どちらかというと、使えない状態の方が普通です。ですので、降りるときは、大きな声で、運転手に伝えます。英語でもOKですが通じないときはダメです。過ぎても運ちゃんが小言を言って負けます。ですので、自信を持って発言しましょう広東語
「有落!!」 → カタカナ読みで「ヤゥロッ!!」
上級者の方は、
「ンゴイ、ヤゥロッ!!」
て感じです。もじもじしてはダメです、言い切ることが大切です。
2. スクールバス
スクールバス、非常に便利です。奥様方はこれかなり重要度が高いと思います。
決まった集合場所から学校まで運んでくれます。ほとんどの学校でこのサービスがあります。サービスと言っても、バス会社が学校と提携して運営しています。
行き帰りの両方もしくは片方だけを選択することもできるそうです。
(確認は必要だと思います)
私の認識が間違っていなければ、このスクールバスには、「バスマザー」と呼ばれる女性が必ず一人付いています。運転手ではありません。つまり、運転手+バスマザーの代金も当然加算されるという仕組みです。
日本企業の場合は、バス費用は企業負担としているところが多い様ですので、皆さんあまり気にされていないと思います。
しかし、実際には、一人当たり月々HKD2,000程度はかかります。
路線バスを使用する場合と比較すると(バス1回5ドル)・・・。
バス往復10ドル x 25日 = 250ドル(子供一人当たり)
バス往復20ドル x 25日 = 500ドル(大人一人当たり)
という、恐ろしい差額が発生します。
私の場合は、教育補助がバス代も含めてなので、ここで頑張ってます。
3. 電車(地鐵、軽鐵)(MTR)
こちらは、安定しています。(デモ等の影響は別問題です)
住まいがMTRの近場にある場合は、とっても重宝します。
乗り換えも比較的スムースにできます。
日本と異なって、あのパンパンの満員電車はほとんど発生しません。
路線よっては混雑することもありますが、日本の満員電車を経験している方からすると特に不快に感じることはないと思います。
下の写真は、軽鐵です。バスと電車を融合させたような感じですね。
地鐵も軽鐵も、この真ん中の棒にみんなつかまります。いっぱい手が出てきます。
ちょっと気になりますが、人と人の距離間は日本よりも近いです。
思わず誰かの手を握ることもありますw
そんな時はお互いに少し気まずくなりますが、そこも気にせず「ンゴイ」と言えば万事解決です。
軽鐵は、九龍半島の西の方にあります。あまり観光の方で行く人はいないのかなぁと思いますが、乗り物好きの方はどうぞ。
行き方は、MTRの紫のラインで、元朗(ユンロン)、天水圍(ティンソイワイ)、兆康(シウホン)、屯門(チュンムン)という駅に行けば、軽鐵の案内が出てきます。香港の生活の足を体感してみたい方は是非!!
4. トラム(路面電車)
香港島の北側、ケネディタウンからショウケイワンまでをゆっく~り進みます。
香港観光の代名詞の一部かと思います。通勤通学にも使えますが時間がかかるので、朝の忙しい状態には少しミスマッチです。しかし多くの香港人が利用しているのも事実です。
お値段は、大人:$2.6、子供:$1.3 となっています。($1=14円位)
おすすめは、もちろん観光です、ではなくて昼寝です。ガタゴトと揺られてゆっくりと進むのでついつい寝ます。気付いて起きた時は、ここはどこだ?となりますがw
お得な4-Day Passもあります。チケット1枚につき$34です。郵送($10)もできるようです。知らなったw、というより、そんなに頻繁に乗っていません。
少し気を付けなければならないのが、乗り方です。
バスは、前から乗り、先払いです。
しかし、トラムは、後ろ乗り、後払いです。
間違わないように気を付けましょう。
間違っても運転手さん何も言ってくれない可能性大です。乗るときにピッとしないように気を付けましょう。額が大きくないので間違ってもそれほど痛くはないと思いますが・・・。
5. 船
日本だとなかなか味わえないのが船ですね。これは結構便利だけど、結構不便です。埠頭の近くに会社、学校、自宅があれば使い勝手はとても良いでしょう。
現在運行中の路線(ビクトリアハーバーのみ記載します)は、
ホンハム~北角(ノースポイント)、九龍城~北角(ノースポイント)
となります。尖沙咀~中環は、観光客も多く、九龍半島と香港島を結ぶ足としては、使いやすいと思います。また、船からの夜景を楽しみたい時は、安くて気軽に乗れますので、おすすめです。
6. 香港人の通勤通学
これらをうまく?ミックスして自宅から会社まで来ている人が多く、どこかの工程で遅延が発生するとすぐに遅刻になります。また、始業開始時間ギリギリだったり、時間を過ぎてから来る人も多く目につきます。
※全員が全員というわけではありません。人によります。
混雑防止の為かどうかは分かりませんが、多くの企業は9時始業だと思いますが、始業開始時間は企業によってまばらです。9:30だったり、10:00だったりもします。
また、終業後、即帰ります。昨今の日本の働き改革のお手本のようです。ちなみにこれも企業によるのでしょうが、残業代がなかったりするところもあります。帰る時のあの潔さ、「見習わないといけない」と思ってしまいますよw
7. 私の場合
では、私はどうかというと、、、
3人の子供の見送りをしています。
まずバスで子供2人を学校まで送ります。これが大体、45分~1時間、その後、MTRを使って幼稚園に向かいます。これは大体15分。その後、MTRを使って会社に向かいます。大体20分です。
つまり、通勤兼通学でおよそ1時間半位使っています。なかなかすごいですね、自分。
デメリットは、やっぱり朝がきついこと。そして通勤時間を有効に使えないことです。
メリットは、朝3人の子供たちと一緒の時間を過ごせることですね。
嫁曰く、「朝一緒に行くようになってから、子供たちの対応が変わった。」とのこと。
ホンマかいな??と思いつつも、そう心に言い聞かせています。
帰りは、嫁がお迎えに行ってくれています。赤ん坊ひとり連れて、幼稚園→学校と、これまたすごいですね。感謝です。
子供の信頼を得るというのは、こういったことからも繋がっているかもしれません。
週末まであと4回、この行程を繰り返します。
あんまり頑張りますとは言いたくないですが、頑張ります。
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